PROFILE

池田義博 記憶工学研究所所長/世界記憶力グランドマスター

「記憶力グランドマスターってなに?」――よく聞かれます。 具体的には、世界記憶力選手権で次の3つの条件をクリアした者だけに与えられる称号です。

  1. シャッフルした1組のトランプの順番を2分以内に記憶できること
  2. シャッフルしたトランプの順番を1時間で10組以上記憶できること
  3. ランダムに並んだ数字を1時間で1000桁以上記憶できること

日本記憶力選手権でも6回続けて優勝し「記憶力日本一」になっています。 これだけを見ると、なにか特殊な(異常な?)能力があるかのように思われるか もしれません。しかし実際は、脳の使い方をマスターすることで、誰でもある程 度まではできるようになります。
私自身、こうした技術を身に着けたのは40歳を過ぎてからで、それまではごく普 通の記憶力でした。
記憶力の頂点に立って分かったのは、脳力・頭の良さを左右するのは生まれ持っ た才能よりも、「脳の使い方」と「脳の鍛え方」だということです。

記憶力グランドマスター池田義博
記憶力グランドマスター池田義博

この2つをマスターすれば誰でも――子供でも高齢者でも――驚異的な記憶力・ 脳力を発揮できます。
こうしたことをより深く、科学的、実践的に研究し、普及させるために、2021年、 私は一般社団法人記憶工学研究所を創設しました。 詳細は、公式サイトを御覧ください。

一社)記憶工学研究所
池田義博のIP記憶法

PROFILE 池田義博 Yoshihiro Ikeda

PROFILE

池田義博 Ikeda Yoshihiro
(株)メイジャパン 代表取締役
(一社)記憶工学研究所 代表理事/所長
世界記憶力グランドマスター
ライフキネティック日本支部 アンバサダー
アクティブ・ブレイン協会 テクニカルディレクター

大学卒業後、エンジニアを経て学習塾を経営。
2011年、塾で使用する教材のアイデアを探していたときに、記憶法(アクティブ・ブレイン)と出会 い、脳の使い方を学ぶ。 それ以降、人間のもつ脳力の可能性に興味を持ち、独自にさまざまな記憶法を極める。
2013年、「日本記憶力選手権大会」に挑戦し、初出場で優勝し記憶力日本一となる。
翌年から2019年大会まで、出場した6回すべてで連続優勝という前人未踏の快挙を達成。(2016年は 不参加)
また 2013年には、ロンドンで開催された世界記憶力選手権において課題をすべてクリアし、日本人初 の「記憶力グランドマスター」の称号を獲得。
2021年、自らの体験をもとに記憶力・脳力開発の研究をすすめ、その普及のために一般社団法人記憶 工学研究所を創設。
著書、テレビ出演多数。

主な受賞歴

受賞年 大会名
2013 記憶力日本選手権大会初出場初優勝
2013 WMSC(世界記憶競技協会)
オーストラリアンオープン大会優勝
2013 WMSC(世界記憶競技協会)
東京オープン大会優勝
2013 世界記憶力選手権「記憶力グランドマスター」獲得
2014 記憶力日本選手権大会優勝
2015 記憶力日本選手権大会優勝
2017 記憶力日本選手権大会優勝
2018 記憶力日本選手権大会優勝
2019 記憶力日本選手権大会優勝

記憶法を学んだ方・挫折してしまった方へ

記憶法を既に学んだという方もたくさんいらっしゃるでしょう。それが科学理論に基づいたものであれば、きっと自分の記憶力の向上に驚き、感動されたことと思います。
ところがしばらくすると、せっかく覚えた技術も使いこなせないまま、当初の感動は薄れてしまったという話も耳にします。

記憶法を極めた一人として申し上げたいのは、みなさんがマスターした技術は決してムダではないということ。メソッドによって差はありますが、基礎的な脳力はまちがいなく大幅に向上しているはずです。あとは、それをどう使いこなすか、そしてその脳力をどうやって維持させ、より向上させていくか、という問題です。
そのためには、運動能力や楽器等の演奏技術と同様、記憶力・脳力も継続的、習慣的なトレーニング、メンテナンスが必要です

そうした方法についての研究、開発、提供していくことも私たち一般社団法人記憶工学研究所{MEI)の大きな使命だと考えています。

著書

テレビ出演

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